
7月以降に段階的にANAやJALも国内線はフライトが増えてきました。
さらなる新型コロナの再拡大は心配ですが、色々と移動する幅が増えてきていることは、少しの明るい兆しでもあります。
今日は、国内線の航空券にもスポットを当ててみたいと思います。
その中でもANAの成田からの国内線に注目しています。
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成田発 ANA国内線が8/1より再開
成田発の国内線が
福岡からの1便を除いて、
8月1日から運行を再開します
日本航空は9月から再開の予定のようです
羽田のように全国津々浦々まで翼ネットワークが伸びているわけでもなく、
便数も少ないのですが、夏休み期間含めて、今なら安く乗れるかも・・・
というところをお伝えしたいと思います。
という方はチェックしてみてください。
現在のネットワーク
現在の時刻表に掲載される設定で、成田から国内線ネットワークは
大阪伊丹、名古屋中部、札幌新千歳、福岡、仙台、新潟、小松、広島、沖縄とういうネットワークで、
9地点で計16便です。
羽田ー伊丹間がANAで1日16往復あります。
行き先は多いように見えますが、ほとんど1日1便なので、成田からのネットワークが弱いことがわかります。
でも、これらのネットワークが、復活してきたことに注目しています。
羽田線の同じsuper valueよりも割引率が高いことも
これら成田発のフライトも便や予約率などにより割引率が変わりますが、
羽田発の概ね同じくらいの時間帯のフライトよりも割引が効いています。
スーバーバリュー45が適用される8/18で比較すると
同じくらいの時間の便での比較ですが

羽田 成田 新幹線
大阪伊丹 17:00 12,150 16:40 9,110 14,720
18:00 12,150 18:10* 8,610
名古屋中部、 ー 15:55 9,090
ー 17:10 9,090
18:00 8,830 18:25* 9090 11,300
札幌新千歳 10:00 14,460 10:05 8,020
11:00 14,460 11:10* 8,020
18:00 13,960 17:50 8,020
福岡、 18:00 19,500 17:55 11,060 23,390
仙台、 ー 9:50 11,780 11,620
新潟、 ー 17:35 7,350 10,020
小松、 20:35 10,090 19:00 9,350 14,170
広島、 18:05 12,890 17:30 8,650 19,440
沖縄 17:15 9,910 17:55 9,870
これだけの単純比較でも、成田便の安さが現状際立っていますね。
中部国際空港行きフライトだけ、羽田発の方が安くなっております。
そしてこれらの運賃も予約率が上がってくると、
少しずつ根上がってきます。
これは、空席連動型運賃という、残席によって金額が変わってくるからです。
便ごと、チケット種別ごとに細かく運賃が決められており、その運賃幅もとても大きいです。
こちらをみていただくと

8,600 ~ 20,300 という幅で2倍以上の差のものもあれば、
13,600 ~ 17,700 ですと30%の差のものがあったり幅が広いです。
ですので、
予約が多く残席がするなくなると、決められた運賃の中で、高い金額を提示されるのです。
逆に予約が少ないほど、安くしても売りたいので割引されるのです。
乗り継ぎ需要は上がってくるのか?
成田を出発する国内線の主な利用者は、世界中から到着したお客さんの乗り継ぎがメインです。
ここで思うのが、成田に到着するお客さんがこれから増えてくるかどうかということです。
現状は厳しいのではないでしょうか。
国際線の運航は確かに増加傾向にありますが、ビジネスややむを得ない事情の方の利用が中心です。
世界中がまだ落ち着いていない今、一般的な旅行をする方もまずいないと思われます。
ですので、利用者が増えていくという状況でもないと思われます。
成田空港は肝心の乗り継ぎ客が増えないため、予約が上がらないとすると、
航空券運賃が値上がらず、リーズナブルに利用できるのではないかと考えます。
通常の状態ですと、ある程度乗り継ぎ需要でどんどん埋まっていく路線が多いですので、
このように1ヶ月半前でもある程度の予約が入って、
このような値段になることはあまりないです。
国際線の機材で利用できることも
そして、成田発の国内線路線には、
国際線機材がアサインされることがあります。
ふつうのエコノミーチケットの搭乗でも、
国際線機材のビジネスクラスシートは普通席扱いとなり、空いていれば早い者勝ちで座席を押さえることができます。
B777-300ER(77W) のファーストクラスはプレミアムクラス扱いですが、
スタッガードタイプのビジネスクラスシートや、プレミアムエコノミークラスシートは 早い者勝ちで普通席として利用できます。

ただし、上級会員用に確保しているのか、
ビジネスクラス用の多くはブロックされ、B777だと後方4列くらいを一般用として開放しています。
ただこれがとても競争率が高く、通常の予約ではなかなか確保できないことも多いのですが、私が検索した時のこの状況ですと、ほぼガラガラで窓側でも中央席でも確保できます。
先ほどの運賃の表にも掲載しましたが、
この日は3便が国際線機材での運航です。
名古屋中部、大阪伊丹はB787-9型機でシートは「スタッガード」、
札幌新千歳はB787-8の短中距離機材でビジネスクラスシートは「クレイドル(ゆりかご)」仕様です。
せっかく乗れるのであれば、
いい席座りたいですよね。
メリット・デメリット
メリットとしては、
通常の羽田便よりは安く買える。
そのような状況になっている
羽田との運賃差が大きいところなどは、
特に家族で移動する場合など金額差のメリットが大きく、
わざわざ、成田から乗る価値のある方もいらっしゃるはずです。
特に東京東部や千葉の方はメリットが大きいのではないでしょうか。
羽田まで行って高く乗るのであれば、ANAで成田から飛べるメリットも計り知れません。
便によっては国際線機材に搭乗できる可能性があります
デメリットとしては、
もともと国際線乗り継ぎとしての性質があるため、
時間は夕方がほとんどであるということ。
お住まいの地域によっては、成田空港が遠くなり、交通費分の差額や、時間がかかってしまうことが考えられます。
多分この状況、今年だけかもしれませんが、
国際線需要が回復し、乗り継ぎ利用が増えるまで、このメリットは使えるかもしれません。
コロナの再拡大で、
このようなメリットどころではないという状況にならないことが一番ですが、
ANAで安く乗れるポイントの一つと思います
LCCは使わずにANAかJALで国内も移動したい。
でも少しでも安くしたい、という方はチェックしてみてください。