セントマーティンから、カリブ海アンギラへ行きます。🇦🇮
アンギラとは?
アンギラ(Anguilla)は、カリブ海の小アンティル諸島の北東部に位置するイギリス領の島です。
島の大きさは91㎢で伊豆大島と変わらないくらいの大きさです。
イルカがアンギラの紋章として存在しており、それが 旗にも使われています。
アンギラに行く方法は?
直行便はなし! 途中の乗り換えが必要
日本から直接行くことはできず、最低でも2回は乗り換えが必要です。 まずはセントマーティンへ。
一般的なルートとして日本から2通りの行き方があります。
アメリカ・カナダ経由
東京(HND/NRT)から、ニューヨーク(JFK)またはアトランタ(ATL)経由で、セントマーティン(SXM)そこからアンギラ(AXA)へというアメリカ経由ルート。
ヨーロッパ 経由
もしくは、毎日運航ではありませんが、HND/NRTから、パリ(CDG)もしくはアムステルダム(AMS)経由で、SXM-AXAへ向かうというヨーロッパ経由ルートがあります。
運航日に注意が必要
まず、計画を立てるにあたり、運航日に注意をしてください。
セントマーティンに向かうフライトが毎日運航ではない区間が多いです。
但し、上記おすすめルートの、ATL-SXM JFK-SXMはデルタ航空(DL)で毎日運行があります。
そのほかにも、シャーロット(CLT)、マイアミ(MIA)はアメリカン航空(AA)で毎日運航しておりますが、日本から直接アクセスできる都市ではないので、おすすめルートに入れませんでした。
毎日運航ではない路線は、ボストン(BOS)、トロント(YYZ)、ワシントンDC(IAD)、ニューアーク(EWR)などからもフライトがあります。
所要時間は、例えばニューヨークからは隣のセントマーティンまで、約4時間のフライト。
そこから、飛行機を使うと国際線乗り継ぎで10分のショートフライトで到着します。
・隣のセントマーティン(オランダ・フランス)とアンギラは(イギリス)と国が異なるため、国際線扱いとなります。
ただ飛行機ですとコストも高くなるため、マリゴ(Marigot)という街からのフェリーも選択肢の一つです。
セントマーティンからはフェリーかヒコーキか?
10min! 世界最短国際線フライト!?
航路としては2つあり、航空機で行くか、フェリーを利用するかの2つのルートです。
航空機を利用する場合、プリンセス・ジュリアナ国際空港(SXM)から、クレイトン・J・ロイド国際空港(AXA)までの国際線となり、1日4本ほど、所要時間なんと10分の快適な空の旅です。
10分・・・
この路線ですが、ビジネスインサイダーによると、世界最短の国際線とされております。
時刻表上のスケジュールでも10分となっており、実質の飛行時間は7-8分ほどではないでしょうか。
(ちなみに上記ランキングの第4位のSXMーSBHには搭乗したことがあり、時刻表上の時間は15分で実質フライトタイムは12分でした)
オラニエスタッド(クィーン・ベアトリクス国際空港-AUA)ーラス・ピエドラス(ホセファ・カメホ国際空港-ISP)も最短路線であるという説もあります。
確かに飛行時間は8分で立派に超短距離国際線であるとは思います。
がしかし、
SXM-AXA 約8分 15km
AUA-ISP 約8分 25km
と航行距離で比較すると、SXM-AXAの短さに軍配が上がります。
諸説ありますが、ここではセントマーティンーアンギラを世界最短国際線として認定したいと思います。
その、世界最短国際線ですが
そのうちの3本を運航する、ANGUILLA AIR SERVICESによると、運賃は約88$ です!!
高いですね・・・。
1分で8.8$かかる計算です。
そして、23kg以上の荷物には20$のチャージがかかります。
単純比較ですが、ビジネスクラスで成田からロサンゼルスに飛ぶと約10時間で¥550,000円かかります。
1分あたりのコストは、900円ほどかかりますので、航空路でアンギラへ向かわれる方は、しっかり味わってヒコーキを堪能しないといけませんね。
フェリーで行く!
もう一つのルートであるフェリーを見てみましょう。
所要時間 約20分
本数 約15本
運賃 20.00$
出国税 5.00$
本数 約15本
運賃 20.00$
出国税 5.00$
と圧倒的に本数も多くコスパも良いです。
運航もほぼ決まって45分ごとに出発しております。
前述の通り、お隣の島といえど、国が変わりますのでパスポートは絶対必要です。
コスパやトータルでお得なのは・・・
セントマーティンからアンギラへの移動に関しては、コスパを考えるとフェリーを使った方がいいかもしれません。
セントマーティンには寄らず、アンギラを目的地にして滞在するのであれば飛行機でも良いのかなと思いますが、日帰りでアンギラに観光へ行くなら、フェリーで十分だと思います。
セントマーティンからアンギラへのフェリーでの行き方
マリゴ・フェリー・ターミナル
フレンチサイドの首府である,マリゴのフェリー乗り場です。
左側の建物です。
正面の山にある砦は「セントルイス砦」で、晴れているとここからの眺めはとても素晴らしいです。
まず乗船手続きを行いチケットを買います。
①まず受付で乗船することを告げ、パスポートを渡して乗船手続きを行います。
②次に出国税を支払うカウンターに進み5ドル支払います。
③そして、出国手続きを行いパスポートにスタンプを押してもらいます。
待合室で出発を待ちます。
売店もありました。
(この売店の写真は2013年に訪れた時のものです。2017年のハリケーン「イルマ」の直撃により、海に近いエリアは大きな被害を受けてしまったため、この時とは変わってしまっているかもしれません)
④出発の乗船の時に、運賃の20ドルを支払います。
時刻表
時刻表も掲載します。
頻繁に変更の可能性のある情報は載せるのを控えるのですが、このフェリーの時間は6年以上変わっていないようなので、掲載してしまいます。
セントマーティン(マリゴ)→アンギラ
アンギラ→セントマーティン(マリゴ)
いざ出発します。
そして、港を離れます。
たった20分ほどの短い航海ですが、波がると結構揺れます。
船に弱い方は辛い時間帯になるかもしれません。
この日はやや揺れがありました。
船の内装はとてもシンプルでちょっと古いです。
こんな扇風機が回っていますが、冷房はなくこの日は結構暑かったです。
運転台は客室から丸見えです。
しかし意外とスピードが出て揺れが大きくなり、水しぶきが高く上がります。
アンギラに近づくと波は穏やかになり、美しいエメラルドグリーンの港に到着します。
入国書類はあらかじめ用意されていないので、こちらで記入してから、入国管理を通過しアンギラに足を踏み入れました。
日帰りでアンギラを訪れる時の目的地は、世界でもトップ10に入るのではないかと思えるほどの美しいビーチです。
次回の記事でお伝えします。