ニューヨークの広大なエリアを網羅してくれているバスサービスの中で、
セレクトバスサービス(Serect Bus Service =SBS)というものがあります。
セレクトバスサービスとは?
路線にもよりますが、
・運賃は乗車前に専用券売機で事前購入
・専用バスを使用(+SelectBusService塗装)
・専用バスレーンの整備(赤い舗装にBus Only表記)
・バスの接近で優先的に青信号に誘導し、バスの信号待ちをコントロールするシステム
・通常2〜3ブロックに1つの停留所が約10ブロックごとに設置
といった差別化がされています。
M15などは一般車両が走らないレーンを青信号でどんどん進んでいくので、通常のバスより相当時間短縮を可能にした早い移動ができます。
日本の鉄道でいうと、快速とか準急といった位置づけでしょうか。
普通のバスに乗車する時との違いは、
乗車する前に精算をし、そのチケットを運転手に見せるという大きな違いがありますので、注意が必要です。
スムーズな精算のためにも、メトロカードを持っておきましょう。
メトロカード の購入方法はこちら。
運行路線
・M15
・M23
・M34
・M34A
・M60
・M79
・M86
・Bx6
・Bx12
なぜSBSバスが増えているのか?
ニューヨーク市はこのセレクトバスサービスに、近年特に力を入れてきているようです。
マンハッタンの渋滞は慢性的でかなり酷いことは有名ですが、全く対策をしてこなかったわけではないようです。
NY市は公共交通機関として滞りなく移動できる手段として、今まで地下鉄に力を入れてきました。
渋滞とは無縁で、運行状態が良好ではないとしても、バスよりは時間の正確性は高いといえます。
ただし、ここで問題になってくるのが、工事が難航していることと、それに伴って費用が膨れ上がってしまっていることです。
工事が伸びている間も、渋滞は悪化していく対策として、バスの運行を抜本的になんとかしてしまおうというのがセレクトバスサービスです。
ですので基本的には、地下鉄が通っていないエリアをカバーし、フォローしていく役割を担っているようです。
こちらの図は地下鉄の地図にセレクトバスの路線をカバーしたもので、地下鉄路線のないエリアをカバーしているのがわかります。
ニューヨークは地下鉄、バスともに縦横無尽に路線が敷かれています、
うまく、セレクトバスに限らず路線網の豊富なバスを活用し、観光を堪能しましょう。