やっぱり、そばかうどんが食べたくなる。
旅立ちの地で出発前の食事ですが、皆さんは何を食べたくなりますか。
私はそばかうどんの麺類が食べたくなります。
普段はもりそばが好きで、冷たいそばばかり食べますが、出発前は温かい「そば・うどん」なのです。
空港でも駅でも、この一杯で満たされてから出発することが多いです。
今でも、成田空港でのラウンジではJAL、ANA共にうどんがありますが、ラウンジで食べる上品なうどんよりも、立ち食いだからこそ味があると思う方も多いのではないでしょうか。
昭和な時代の駅そば・駅うどん
私も旅の立ち食いそば・うどん大好き派です。
それは父から引き継いでいるものかもしれません。
母の故郷が北海道で、帰省するときは、寝台特急「はくつる」を使い、青函連絡船で北海道を目指していました。
上野駅の「13番線」で寝台列車に乗る前にすするうどんに、けたたましい発車ベルでダッシュする旅行者の姿は、今でもはっきり覚えています。
特に昭和な旅が好きな方は、同じ経験をされている方もいるかもしれません。
空旅にはうどん・そばはある?
空の旅に目を向けると、私は経験がないのですが、父などはアメリカ・アラスカのアンカレッジのうどんの話をしてくれます。
その昔、航空機の長距離飛行性能が発展途上だった頃は、アメリカやヨーロッパへ旅行するときは、途中で給油する必要がありました。
アメリカのニューヨークなどの東海岸へ向かう場合には必ずアンカレッジを経由していました。
また、ヨーロッパへ向かう際は、2通りの方法がありました。
1つ目は上記と同じアンカレッジ経由。
もう一つは、香港、バンコク、マニラ、カラチ、などから中東、ギリシャなどでも給油して時間をかけて目的地に向かうというルートです。
ヒコーキ好きな私にはたまらないルートに思えますが、その当時の方のお話だと、しんどく辛いルートだったようです。
ですので、アンカレッジにはアメリカ行きの便と、ヨーロッパ行きの便がひしめいていたことになります。
そのアンカレッジ国際空港。
テッド・スティーブンス・アンカレッジ国際空港(ANC)には、給油による途中降機で多くの日本人が利用したことから、日本人向けの免税店や飲食店も存在しました。
その中で一番有名なものがうどん屋といっても良いでしょう。
高くて美味しくないという評判が多数派のようですが、それでもいいんですよね。
当時はその不味くて高いうどんに多くの日本人が列を作っていたそうです。
成田空港の立ち食いそばで旅をスタート
フライトの始まりを、うどんでスタートできる。
そんな経験を、再び成田で実践できる機会が訪れました。
ラウンジや出国前のフードコートではありません。
出発ゲートすぐ横の売店での立ち食いうどんです。
場所は?
成田空港第2ターミナルのサテライト側88番ゲート横の売店です。
こちらの売店は、一般のお土産も売っていますが軽食コーナーもあり、うどん、焼きそば、ラーメンを提供してくれます。
気になるお値段
1杯 500円(税は取られません)もちろん、立ち食いというポイントもクリアし、雰囲気を味わう準備は整いました。
また、本格的なうどんではなく、手狭なキッチンでも簡易的に作成できるものです.
そして、旅立ちの一杯らしく、ゲート前やアナウンスでは、「Final boarding Call!!」と上野駅の発車ベルさながらの慌ただしさの中で、堪能していただくことができました。
決して美味しく安いものではないとはいえ、出発前の雰囲気を味わえるプチスポットとして、おすすめしたいです。
成田空港第2ターミナル
ロイヤル第2空港売店
きつねうどん 500円
ちなみに
昭和を感じる駅そば・駅うどんで個人的に好きなそばは、
札幌駅のホームのそば。こちらは容器に入れてくれるので、持ち帰りも可能です。
電車で食べられるのがいいですね。ただ、迷惑にならないように、Uシートでいただきます。
成田空港第2ターミナルで他では食べられないものを食べるなら・・・
迷わず、吉野家に行きましょう。
ここには和牛のすき焼き定食から、とんこつラーメンまで、他にないラインナップが充実しています。
とんこつラーメンの具材になんと牛丼のアタマ!
目に留まる、超高額商品!